「あえる AUE Letter」 vol.11
3/16

※と自立活動3※43小倉准教授小倉准教授小倉准教授小倉准教授小倉准教授この座談会の動画を2025年1月に公開予定!詳しくはこちらをCHECK! ???● 実際に子どもたちとかかわって感じたのは、事前知識の大切さに加え、障害の種類で決めつけて対応する● 実習先の先生方のティーム?ティーチングがしっかりと行われ、雰囲気の良い学校環境だった。● 高等部での実習だったので、生徒たちの卒業後の姿を見据えた指導が大切だと思った。生活単元学習● 実習先での音楽の授業で先生方が子どもたちの興味を引く教材を用意していたことが印象的だった。子どもたちが主体的に動ける教材の※生活単元学習:各教科等科の内容を合わせて行う指導形態の一つで、特別支援学校や特別支援学級において行われています。児童生徒が生活上の目標を達成したり、課題を解決したりするために、 一連の活動を組織的に経験することによって、自立的な生活に必要な事柄を実際的?総合的に学習するための指導形態となります。※自立活動:特別支援学校や特別支援学級、通級による指導(一部特別な指導を必要とする児童生徒に対して、各教科等の授業は通常学級で行いつつ、障害に応じた特別の指導を特別の場で行う)に おいて、児童生徒が障害による学習や生活上の困難を改善?克服するために必要な知識や技能、態度、習慣を養う指導領域で、「健康の保持」「心理的な安定」など6区分27項目にまとめられています。● 障害の有無ではなく「個性がある子」として対峙し、「話していて楽しい」という感情を忘れず接したい。● 今まで学んできたことを生かすことはもちろんだが、まだまだ知らないこともたくさんある。学び続ける姿勢を常に忘れずにいたい。● 卒業後は小学校への赴任が決まっている。特別支援学校と比べると子どもの数が圧倒的に多いが、人数の多さを言い訳にせず、● 最近では、発達障害という言葉を気にしすぎて、我が子を心配する保護者の方も多い。障害ではなく、個性や特徴として捉えて対応できるようにしたい。 のではなく、個々の子どもの特徴を捉えてアプローチの仕方を考えることが大切ということ。 大学の授業で学んだことを指導案に落とし込むことが、難しかった。あり方が大切だと思った。 一人ひとりと向き合うことを大切にしたい。指導案を書くことで生徒たちに必要なことが何かを考えることができた。小学校の通常の学級で、自立活動の考え方を取り入れている学校もある。「学習を支える学び」である自立活動を低学年から進めることと、安心して学べる空間(教室環境)づくりを両輪として取り組む大切さを、これから教育現場に入る皆さんに知ってもらっているということは心強い。愛知教育大学附属特別支援学校も、「この子らしさ生かす」ということを大切にしながら一人ひとりに合わせた教材や支援ツールを用意している。最近は、ICTも積極的に取り入れ、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の実現を目指している。うまくいかないことがあっても、試行錯誤しながらチャレンジすることが特別支援教育の魅力かな???こちら(教員)が困ると感じる子どもは、実は子どものほうがもっと困っている。そこに目を向けた指導が必要。多様な子どもがいる中で一人ひとりの教育的ニーズは何かを考えると、「障害の有無ではない」というのがインクルーシブ教育のあり方だと考える。自分も教員になってから学校現場での自分なりの困り感から出発し、学ぶことで増えた知識がたくさんある。教育において「無知は罪」と言われているが、経験がないことが悪いわけではなく、教師として「知らないことを怖いと思わない」ことが危険だと思いながら更なる成長を目指してほしい。授業だけではなく、その子の家庭生活や地域生活、将来の姿など幅広いことに目を向けることが大切。自分は、前任校で「目の前の子どもたちの可能性に教師が蓋をしない」という言葉をかけていただいた。「子どもたちのために、自分ができることはもっとないだろうか」と続けてきたことが自身の学びにも繋がった。どれだけ子どもが変われる(成長できる)のかが、教師の力だと???皆さんも愛知教育大学、そしてこの特別支援学校教諭二種免許状取得プログラムでその力を培ったと思いますので、ぜひこれからもがんばってほしいし、また何かあったらいつでも愛知教育大学に戻ってきて、わからないことや困っていることなどを相談しに来てください。今日はありがとうございました。の授業を初めて経験したが、小倉 靖範 准教授THEMETHEME教育実習の感想今後の抱負特別支援学校教諭二種免許状取得プログラム第一期生が教育現場へ!愛知教育大学公式チャンネル状の取得の拡充

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る